3月の本
3月は漫画5冊、BL漫画1冊、BL小説25冊読了。
BL小説は中旬全然読んでなかったのに最後の週で滑り込みBLしてしまった。
漫画
桜蘭高校ホスト部 特別編 1~3話
桜蘭の1~3巻を無料で読んでて「桜蘭安くなってたら欲しいなー」と検索したら本編終了後の特別編があったので本編最後まで読んでないのに購入。各20ページで本編と関係ないからこれだけ読んでも全然大丈夫だった。ただ、ハニー先輩でかくなっててびっくりしちゃったよね…。2話最後の環とハルヒは日常的にああなんだなって思って可愛かった。たぶん最終巻だけ読んでないので桜蘭ちゃんと読み返したい。
天然コケッコー 1.2巻
Kindleで無料ダウンロード。「なんか実写映画あったよなー」くらいの認識しかなかったんだが、等身大の中学生でめちゃくちゃ面白かった。久しぶりに読みながら手元に置きたいと思った。田舎の子どもたちの恋愛に重きを置いた日常が自分が経験したわけではないのに「あ〜〜〜!わかる〜!」って共感する。主人公はバレンタインデーのお返しに好意を寄せている大沢くんからチューリップのハンカチを貰うんだけど、自分以外の他の誰かにも返したことよりも他の子にはどの花のハンカチを選んだのか気になるのがもうさーーーーー!!!大沢くんもキスやデートに興味のある中学生男子でとても可愛い。間違いなくキラキラした少女漫画の世界なんだけど、誰しもが自分の中学生時代に当てはめて共感してしまうリアルさがある。ちょっとこれは欲しい。
ゴールデンカムイ 1.2巻
ゴールデンカムイ【期間限定無料】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/03/19
- メディア: Kindle版
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金カムずっと気になっててKindleで無料だったから読了。噂に違わず面白かったが、グロいって聞いてなかったんですけどー!?まだ楽しく読めるけど、グロさが増すようなら読めないな(グロいの無理なので)。杉元とアリシパの組み合わせが可愛い。2巻までしか読んでいないのでどんな関係性になるのかもしくは変わらないのか気になるな。
BL漫画
どうしても触れたくない
どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)
- 作者: ヨネダコウ
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: コミック
- 購入: 34人 クリック: 585回
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友人に「読め」と渡されたものの気が乗らなくてしばらく放置してたんだけど、「今読みたい気分!」と思った朝6時半に読んだら当たり前に素敵な作品だった。10年以上前の作品なのに毎年大量に出版される商業BLで今も人気があるの凄いよな…。私は攻めの方が好きで、ヨネダコウさんの作品って言葉は多くないのに表情や視線で感情が伝わるし、二人の間の空気を読ませるのがうまいと思う。
BL小説
DEADLOCK
有名で気になってたけど買うのはまたあとかな〜と思ってたら、いつの間に私のKindleに入ってて「いつポチッた!?」ってびっくりした。本当に当たり前の事なんですが、面白かったよ〜〜〜!!!受け好きだなって噛み締めたの何気に初めてかもしれない。ノンケながらにディックを誘う男前さが本当に最高だった。過去から未来を通してお互いが唯一無二の存在性癖の私としてはディックの過去はちょっとキリキリとするし、終わり方を考えるとシリーズものということもありますが他作品にはない切ない終わり方で「次!!!早く読まなきゃ!!!」となる。早く、早く2人が寄り添って心安らかに過ごせるようになりますように……。たくさんありすぎてどれが次!?ってなるので当分楽しめそう。
神官は王に愛される
面白かったけど道中長かったなー!受けが鈍感で最後の最後まで鈍いので「さっさと気づいて!」ってイライラしながら読みつつ、ときめいたのも事実なんですわ…。公衆の面前での行為は確かにちょっと…となりましたが受けが良いなら良いと思います。ここで終わる!?ってところで終わったのでどう続いていくんだろうな。
鬼畜
とんでもねえ……とんでもねえもんを読んでしまった……。弟×兄の近親相姦はもともと好きだけど、そんな生易しいもんじゃねえ。今まで読んだ作品で1番えげつないし、これを超える作品なんてそうそうないでしょ。ハッピーエンドが好きな人は間違いなくやめておいた方がいい。普段ソフトな作品を好んでいるけど気になるという人は絶対レビュー見てから読むか決めることをおすすめする。好きかどうか聞かれたら間違いなく好きだけど、それでも私はしんどいな…。後半の終わりの方でさらに地獄に叩き落としてくるので精神的にくる。私が受けられられなくて普段なら絶対読まないものがその後半に出てくるのでそれがさ…。たらたら述べたが間違いなく衝撃作だった。
チョコレート密度
この作者の「くちびるに蝶の骨バタフライ・ルージュ」に甘さの加わった話だったな。攻めの想いが読み取れず、攻めの言葉や行動に受けが疲れてしまって離れようとするところが本当に似てて、こういう作風なんだろうなと思った。あれはあれで好きだったけど、これはこれで好きだな。
隷属志願
丸木文華作品をしばらく摂取しないと欲してしまって、あの文章がないと生きていけない体になってしまった。いつもの丸木文華作品のようにエロでダークな作品だけど、他作品より伏線回収がされていない気がする。謎な点がいくつか残ったまま急に終わってしまったので初期作品なんだろうなと思ってる。お馴染みの攻め視点の最終章を読むと丸木文華作品読んでるなとしみじみする。受けに妻がいるのはたぶん初めてだったけど、まあ期待を裏切らない流れで心底好きだと思いましたね。
兄弟
兄弟ー夏
3巻まで出ているけれどとりあえず2巻まで読了。1巻の攻め視点は『mother』の攻め視点とかなり似ていたな。丸木文華作品には割と多いけど1巻で兄が弟をきちんと受け入れた場面が急展開すぎてついていけなかったな。そうでもないと病んでる攻めを受けが受け入れる思考にはならないんだろうな。話としては基盤が出来ているのもあって2巻の方がラブラブで楽しかった。3巻までしか出ていないけど話が3巻でまとまっているわけではないらしいので3巻は今のところ買わない予定。受けに彼女ができるという不穏な文章も見てしまってわけがわからないので手を出したくない。
あんたとお前と俺。
丸木文華作品で初めて3P読んだ。それがめちゃくちゃ良かったんですよ……。兄も弟もどちらの攻めも同じくらい好きだな。いや、でも和解した後の3人での行為がなかったのでガッツリ3人の読みたかったな。えっ、待ってくれよ!Kindleで表紙の帯部分が黒塗りされていて見えないのに、上に貼り付けた表紙は全部見えてるじゃん!?どういうことだってばよ!?!?
浮気男初めて嫉妬を覚えました
〜フェロモン探偵受難の日々〜
浮気男初めて嫉妬を覚えました ?フェロモン探偵やっぱり受難の日々? (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
- 作者: 丸木文華
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: Kindle版
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フェロモン探偵3巻。シリーズ半額の時に3巻まで買ったんだけど、全シリーズ買っておけば良かったと後悔。ストーリーの流れは1巻からあまり変わらず2人の探偵ものラブコメ。安くなった時に買っていきたい。
シャレード文庫番外編SS集2
丸木文華さんの『オタクな俺がリア充社長に食われた件について』と吉田珠姫さんの『鬼畜』があったので購入。各7ページくらい。『オタク〜』はメイド服着せる云々の流れだけど、本編ではメインのエロがないので本当にさらっと読んだし、『鬼畜』は攻め視点でなぜ受けが好きなのかみたいな話。個人的には作品読んだことある人でも別に買わなくて良いと思った。
泥舟
各所でレビュー少ないのでどうなのかなと思いつつ買ったんだけど、めちゃめちゃに好みだった。好きな宮尾葵作品3本に入る。受けが攻めに復讐するために攻めの手の内に入るところ等、『渇仰』に似ていた。怖いくらいに攻めが受けに対して自己犠牲的な無償の愛を注ぎ、脅威的なまでの溺愛・執着攻めだった。
獣王子も忠誠の騎士
主従ーーーー!従者×主なので『王に純潔の証を捧げ』に似てるけど、受けのタイプが全然違うので抱く印象が全く異なる。私はこちらの方が好き。王子が幼少期に森に捨てられ、獣に育てられるので言葉が拙く幼児みたいな話し方萌えの人はおすすめ。獣に育てられ、人を嫌がる所とかちょっともののけ姫っぽいかもしれない。
狂犬ドルチェ
宮緒葵作品の中でもかなり甘めな作品だと思う。昔受けに拾われ救われた攻め×パティシエの受け。めずらしく前半にエロがないけど、後半はいつも通りエロが濃い。
王に純潔の証を捧げ
表紙で誤解してたけど、受けが主で攻めが従者なんですよね。宮緒葵さんの作品好きな人はまず好きだと思うけど、そうでない人にはおすすめしないかな。国王の愛人の子として生まれ、男をたぶらかす芳香を纏う王子と主が己の全てな従者。ほぼまぐわってる上に攻めに貞操帯とモブ王子参入の視姦あり若干3Pと盛り沢山なので人を選ぶと思う。
ラスト
今月の宮緒葵作品の中で2.3番目に好きだったな。リアル脱出ゲームの中で話が進んでいく。いつもの宮緒葵作品のわんこ攻めなので安心して読めた。
花嫁修業、参ります!
前に読んだ『花嫁代行、承ります!』の続編。「受けに彼女」とかいう不穏な文字を見たので不安だったんだけど、杞憂でしたね。終始ラブラブで甘い2人が見れてよかった。
調教は媚酒の香り
SMなのにめちゃくちゃ評価高いからずっと気になってた本。他の方も言っている通りガチガチのSMというよりはSMの精神的繋がりに重きを置いた話で、大変読みやすく面白かった。SMをテーマにしているのでエロは多いけど、挿入は1回しかないくらいじっくり書かれてる。
後宮皇子
エロが読みたくなったので西野花先生。異母兄弟の兄2人(攻め)と弟(受け)の3P。兄たちが好きなので兄たちの後宮へ入り性奴となっても嫌がらず従順な受けだった。正確には当て馬じゃないけど長兄の婚約者が受けの友人になるのは新しいしそこの関係は好きだった。
交渉人は疑わない
交渉人シリーズ2巻。第1弾よりラブ度上がってたよー!(歓喜)3巻と話がごちゃごちゃになっちゃうんだけど、これは善人か悪人かわからない依頼者のホストを兵頭と一悶着ありながら助ける話。芽吹と兵頭の考えがとても好きで、そんな2人の合意のある挿入が2巻でやっと読めます!キヨと智紀も少し出てきて、2人のスピンオフももちろん読むつもりだけど本編でこれからどんな風に出てくるのかとても楽しみ。
交渉人は振り返る
交渉人シリーズ3巻。2巻でホストをやった関係で序盤がホストから依頼が入るところから始まるので2巻と混ざりやすいんだけど、後半で芽吹が弁護士時代に担当した人が出てきて芽吹の過去の欠片が垣間見える。手足に錠を付けられ麻薬飲まされ監禁されるという涎ものの場面が出てくる。こちらでも芽吹と兵頭とラブラブエッチしてますよ!男らしい芽吹好きだけど、流されている自覚があるの本当に良い。
恋愛犯ーLOVE HOLiC
やっと凪良ゆう作品に手を出したぞ!!!ストーカーと聞いてずっと気になっていた作品。昔攻めにストーカーされていた受けが数年ぶりに攻めに会いに行った先の事故で記憶喪失になり、攻めと受けが同居しお互いが好きになった途端に受けの記憶が戻り元の関係に戻る話。攻めは最初に出会ったとき、記憶喪失中、記憶が戻った受けと出会うことになるんだけどその度に受けを好きだと実感してるし、受けも最初は抵抗がありつつも攻めを好きになるのがわかるので噛み締めちゃうな。受け視点の話が多いので攻め視点で進むのがとても新鮮だった。
可愛い下僕の育て方
今月のタイトルで損している部門優勝ーーー!タイトル間違ってはないけどストーリーと噛み合ってない。『忘却の月に聞け』と似てて、めちゃくちゃ好きだった。愚かで不器用な暴君(攻め)愛しい。あわよくば2人が恋人になったあとのエッチシーンちゃんと読みたかった。
暴君竜を飼いならせ
あああああーーーー!!!はまるつもりはまったくなかったのに3巻までぶっ続けで読むくらい好きだった。作者の『ブライト・プリズン』読んだことあるけど、そちらより読みやすい。人気なだけある。1巻は潤(受け)が可畏(攻め)にかなり酷い扱い受けるのでしんどいけど巻数経るごとに受けを大事にしていくので耐えて欲しい。ただ、暴力的な可畏を気にして下手にでるのは3巻でも変わらないのでそこは嫌だなと思いつつ最終的にどうなるのか楽しみにしてる。
翼竜王を飼いならせ
翼竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ2【SS付き電子限定版】 (キャラ文庫)
- 作者: 犬飼のの
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2015/09/04
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1巻よりかなりラブ度上がったと思う。クリスチャン(可畏父)×リアム(可畏弟)って4巻以降で読める!?頼むから特別編でもいいから読ませてくれーーー!!!
水竜王を飼いならせ
水の中でまで呼吸できるなんて潤がさらにチートキャラになっちゃう……。受けのいない天国より受けと共に歩む地獄を選ぶタイプ攻めが好きなんだなあと再認識しました。
3月は全体的に当たりが多すぎたな。BL小説で好みドンピシャだったのは『泥舟』と『可愛い下僕の育て方』。人に薦めるのだったら交渉人シリーズや『どうしても触れたくない』かな。暴君竜シリーズは不覚にもはまってしまったけど、人を選ぶ作品だと思う。
BL小説をこの3ヶ月間毎月20冊ほど読んだけど、挿絵いらない派の人間だと思った。挿絵が作品の雰囲気にあっていなかったり挿絵のクオリティが…となって挿絵ページになった瞬間に急に気持ちが萎えてしまうことが多々あった。もちろん内容と挿絵が合っている作品はあるし、「攻めが受けの後ろにいて、受けは攻めのものを舐めてて、でも攻めは…」と体位がわけわかんないことがあるので挿絵は大事なんだよな。文章を読んでいる脳に切り替わっている時に絵が入ってくるとびっくりしちゃうので挿絵の表示有無選べたらなと思う。