寝て 食べて また寝る

好きなことのあれやそれ

2017の「好き」

 自分にとってこの1年はどうだったか振り返ると、めちゃくちゃ金を使った1年だった。

あと、地元を離れたので好きなことに対するフットワークが距離的な面で軽くなり、好きなことを楽しんだ1年だった。

 

振り返ると言っても、自分を構成するもののほとんどは当たり前だけど、自分が好きなものなので、今年の「好き」を振り返っていきます。

 

 

この1年で1番、本当に1番、私の心の中を占めていたもの。

 

うたの☆プリンスさまっ♪

 

ここまでこのコンテンツが好きになるとは思わなかった。「女性向けで1番有名だよね〜」くらいの認識から早3年ほど。

元々ゆるゆると好きだったけど、マジLOVELIVE 6th STAGEに参戦が決まったことが「好き」への拍車を掛けたし、ライブへ参加したことが本当に大きかった。

5thで「絶対に次は勝ち取ってやる……!!!」と誓ってから、2日目のチケットを手に入れるまでは、特に申し込んでから当落まではメンタルが地獄だった。ふとした時に(チケットが手に入らなかったらどうしよう……)と、涙が時と場所を選ばず出そうになることが何度あったか。1日目は友人と共に外れたので尚更、「2日目当たらなかったら次はない」って思いが本当に強かった。

 

「困った時の神頼み」なんて言いますよね。本当に神頼みしました。そして、効果はあると確信しました。余計なことは言いませんが、「ここぞ!!!」という時には是非に。「こうやって人間は宗教にハマっていくのかもしれない…」という恐怖を抱えつつ、我々は祈るのです。(誰だよ)

12月24日にST☆RISHのファンミーティング決定のお知らせがありましたが、その時はまた思いの丈をぶつけてきます。すでに情緒不安定です☆

 

いつの間にやら6thのレポになって来ましたが、本当に、本当に、6thは大きかった。

そもそも、ちゃんとしたライブというものに初めて参加したのが6thでした。「ライブってどんな感じだろう……」っていう血が滾るドキドキと、今にも吐きそうな緊張と不安。グッズや服装を準備するワクワク。この世で欲しいグッズが1番欲しい時に入らない物販。

本当に本当にいろんな体験と感情を味わいました。

ライブ自体は本当に参加できて良かったし、参加出来なかったらと思うと本当に恐ろしい。うたプリに関わる人の、うたプリに対する愛の深さを生で見て、感じて、「一生ついてく」って思いました。

こうやって5月末の出来事を思い出そうとすると、自分の記憶力の乏しさ故に色褪せてきてしまっていることが悔しい。ただ、その時の感情だけはしっかりと覚えてる。

あの時の感情のままに文章を綴っていたならば、感情的で生身の文章だったはずが、今は事実のみの羅列になってしまって、どれだけうたの☆プリンスさまっ♪のライブが最高であったのかを書くには冷静過ぎてつまらない文章だなと、今現在思っています。

めんどくさくてもその時に文章を書くのは非常に大切ですね。自分のためにも書いていきたい。

 

その後、SHINING STORE、7th Anniversaryイベント等参加して、やっぱり物販に並ぶのは楽しいし、手に入らないと「はっ倒すぞ!!!在庫!!!」となるし、「うたの☆プリンスさまっ♪好きだな」って思います。今年はアプリ配信もあって、「うたの☆プリンスさまっ♪」という作品を満喫できて、浸ることができた1年でした。ここまで良くも悪くも感情を消費する作品にはもう出会えないと思うくらいには、自分の中では大きく大切な部位を占めるようになりました。まだ今年もカウントダウンライブという未知の楽しみもありますし、来年はなんて言ったってシャイニングマスターピース、そしてST☆RISHのファンミーティングがあります。来年も心の底からうたプリを楽しめて、幸せを還元していきます。

 

 

Hey! Say! JUMP

 

今まで3次元にはまることはなかった私には、自分自身に対する衝撃という意味で大きかったです。

去年の冬まではむしろアンチ寄りで(殺さないで…)、ジャニーズなんて絶対ハマることはないと思ってました。ジャニーズ自体はなんとなく好きで、でもJUMPだけは「うーん…」って感じだったんですね。そもそも何故そういう感情を抱いていたかというと、中学生の時に、私に軽くいじめみたいなことをしていた部活の先輩が山田担だったんですよね。(かくゆう私は全くその事に気づいておらず、友人からの告発で知った。鈍感すぎだろ……) 「山田、山田」とうるさかったもんで、必然的に受け付けなくなりました。

 

そんな私が去年のちょうど1年前に何故ハマったしまったのかと言うと、よく近くにいた友人が9年来のJUMPオタクだったんですね。他の友人交えて乗り気ではなかったけど、JUMP、嵐のコンサートの鑑賞会を行うことになり、最初はなんとなーーーーく観ていました。バラエティ番組でも「トーク下手だな……観ていられない」と思うことがあって、きちんと観るのは初めてでした。なんとなーーーく観ていたはずが、「アイドルってすげえな……生きてるじゃん……」っていう感情が湧いてきて、数人、気になる子もいたんですね。

薮くんはブッちぎってる歌唱力とくしゃっとした笑顔が可愛い。

光くんはあんな見た目してぽんこつなところが可愛い。

圭人はあまりに素のままで、人の良さが滲み出ている上にぽんこつで可愛い。

 

でも、1人、圧倒的なアイドルがいたんですね。

そう、中島裕翔です。

高身長、スラッとした手足を生かしたダンス、見た目にそぐわない可愛い歌声、何より彼自身が「アイドル」としか言いようがない存在感だったんですよね。

「私もファンサされたい」、その感情こそが今に至ってしまうわけです。

 

初見の私には何故彼がJUMPにいるのか、正直本当に不思議でした。JUMP内で唯一、なんでもそつなくこなしてしまう中島裕翔。彼だったらもっと相応しい場があるのではないか。贔屓と同時に、彼がJUMP内で馴染んでいないな、と感じてもいました。

そんな違和感は、JUMP内で活動している彼を見て徐々に薄れていきました。今ではどこに、どう違和感を感じていたのか思い出せないくらいには。

ドームツアー前にファンクラブに入り、名古屋参戦し、30日に東京ドームを控えています。

ゆるゆると応援しているくらいですが、5000円でチケットを手に入れることができて(チケ代は別だけど)、生でアイドルを見れるなんて、なんて良心的なんだ!!!!!!と心底実感しています。

3次元のアイドルはすごい。本当に実感しました。

テレビ前からコンサートの最前まで、夢がいっぱい詰まったコンテンツです。日常がつまらない人、疲れてしまった人は是非に。

 

 

「NARS」

話はうってかわって、化粧品です。

「おっ?喪女でブスがいきがってんな???」と思われた方、その通りです。自分が1番その事を自覚した上で書いています。

まず、私には収集癖があることを読んでいる方がいたらお伝えしておきたい。ありとあらゆる物っていうのは欲しくなっちゃいますね。化粧品でも、推しのグッズでも、漫画でも。それが同じシリーズで全て揃えられている姿を見ると、何とも言えない満足感に浸ることができます。

そんな私は、1番踏み込んではいけない界隈に足を踏み込んでしまったなと実感しているところです。

何たって終わりがない。新作はいくらでもでるし、好きなブランドができると無限に欲しくなる。好きなブランド自体が増えていく…。カウンターのお姉さま方にメイクを施してもらう幸福は何にも代え難いし、稀に自分に合う商品と出会った時の驚きと鏡前の自分に買わざるを得ない。

私が初めて鏡の前の自分を見て「(自分の顔色に合っているリップが)可愛い!!!」となったブランドがNARSでした。この快感こそが全ての始まりです。

 

デパートコスメは気になっているけど、結局どこのブランドの何が自分に合うのかわからない…… そんな思いを抱えつつ、今年に入ってデパートの化粧品フロアをうろつくようになりました。通路近くの化粧品を手に取ってみたり、色を手の甲に出してみたり。NARSもその一つでした。元々、一時期、巷で「玉虫」と呼ばれていたアイシャドウが気になっていて(弱虫ペダルを読んでいただければご理解頂けます。)、手に取って「めっちゃ綺麗!!!」となったあと、ふとリップを手に取ったんですね。

 

感情に重さって感じたことはありますか?

私は感情が無の状態から確かな質量を持って下に落ちる感覚を、NARSのオーデイシャスリップスティックを手に取った瞬間に感じました。

「これが『落ちる』って感覚なのか……!!!」というのを二次元コンテンツではなく、化粧品で体感することになるとは思わなかった。

真四角で黒く、ツルッとした触り心地なのにマットな質感のパッケージ、幸せを感じ取るのに適切な質量。

「絶対にこれを手に入れたい」と物に対して思ったのは久しぶりで、その感情を考慮すると、あまりに安すぎる価格だった。一生使いたいものが4000円で手に入って、実際買い足しながら一生使えるのは本当に幸せな事だと思う。この時の感動を引きずったまま、今日もまたNARSを買うのです。(本当に今日も買ってきました。)

 

 

「恋するインテリジェンス」

 

コロッと話題は変わって、商業BLのお話。

一つ前の記事で私の初商業BLであることは述べたのですが、1年何十冊か購入して、その結果、1番は結局何だったのか考えると、やっぱり恋するインテリジェンスでした。

絵が上手い、エロが多い、だからと言って急すぎるエロでもない、漫画内のCPの傾向が一環している、攻めが受けをめっちゃ好き、受けは儚げ美人………… 等など、私の好みに1番合致していた。

 

商業BLを読むと1日のQOLが著しく向上することも学びました。瞬間的に幸福度を上げたいのであればとりあえず1冊読んどこう。栄養ドリンクなんかより、余程効果があって、効果を実感することが出来る。来年も私の性癖を抉ってくる商業BLに出会いたい。

 

 

ざっとまとめると、「これくらいしかないの?」と思ったけど、1年という期間にしてはたくさんの新しい物に出会ったなと思います。

 

うたの☆プリンスさまっ♪、ジャニーズ、化粧品、商業BL……ジャンルはバラバラだけども、確かにこの1年私を幸せにしてくれて、好き、さらに好きになったものでした。来年に今年以上の「好き」の出会いがある自信がないくらいには満喫できたと思う。ただ、まだまだ興味はいろんなことに向いているので、「好き」を開拓しつつ、「好き」を掘り下げていけたらと思っています。

 

今年は「好き」な物のおかげで確かに幸せだったし、来年も確実に私を幸せにしてくれるでしょう。

その為にお金を正しいと思う使い道で、たくさん使っていきます。

 

皆さんも正しく幸せな消費ライフを。